SIerからWeb系に転職しようとしたが、失敗した私の記録

このページでは、私が2017年の8月~9月にかけて行っていた転職活動を詳しく記しました。正社員50名のSIerでJavaを6年やっていた私が、Web系の企業に転職しようとして、夢に破れるまでの記録です。

育児にイライラ、保守はつまらん…

私は2015年の2月に2人目の子どもが産まれたとき、1か月間育児休暇を取得していました。私も奥さんも実家は東京から遠いので、毎週のように親に手伝いに来てもらうのは無理でした。出産後の体を休めてもらいたいこと、単純に私が会社に行きたくなかったこと、下の子がまだ1歳だったこともあり、育児休暇を取得していたのです。

その育児休暇が終わるとき、会社の営業と次の現場の面接に行きました。そこは新宿にある中ぐらいのSIerです。私が入るチームは、製造管理システムの保守という内容でした。Javaが使える、eclipseが分かるという人を求めていたらしく、そんな現場ばっかり渡り歩いていた私のスキルにはマッチしていました。おまけに、保守なので残業はほとんどなし。

私は当時、副業でアフィリエイト(以下、アフィリ)をやっていたので、残業がなければ定時に上がってから、アフィリができるので、「やった!ラッキー」と思って、その現場が決まりました。今まで新規開発がメインだったので、保守というのはつまらないだろうなという思いもあったのですが、アフィリで稼いで早く会社を辞めたいと思っていたので、ちょうど良かったのです。

入ってからすぐに、「やっぱりつまらない」と思いました。古いシステムの保守ほど、エンジニアの身にならないものはありません。いくつかのシステムが林立していて、どれも10年前にできたものばかりで、Javaは1.4~1.5でした。Eclipseなんか3.3です。しかも、古いだけならまだしも、謎のフレームワークが使われていて、Ninja-VAとかいう管理画面をUIで作れるものでした。作ったときは最新だったのでしょうね。今から見るとどこに何が書かれているか追いづらいソースになっていました。おまけに設計書も紛失したらしく(紛失って何?)、どうやって作ったんだろうなと不思議でしたね。

やることがなくならないように、改修要望はお客さんから上がってくるのですが、「項目1つ増やして」とか、「ここの判定ロジックを変えて」とかそんなんが多く、全く楽しくありませんでした。保守案件は請け負う会社にとっては安定的にお金が入ってくるのでよいかもしれませんが、やらされる社員にとっては何のやりがいも楽しみもないものだということが分かりました。

ですが定時上がりだけは守れていたので、私は会社にいる間、夕方4時ころまでヤフーやブロゴスやwikipediaを見て過ごし、4時ころにようやく「今日の仕事でもするか~」と作業を進めていました。それで間にあってはいたのですが、正直そんな姿勢では品質の高い仕事ができるわけがありません。モチベーションもどんどん下がっていき、「早くアフィリで稼げるようになりたい!」という思いが強くなっていきました。

保守を1年ほど続けたところで、育児の方も大変になってきました。子ども2人を共働きの2人で育てるというのは、イケダハヤトさんも言ってましたが「無理ゲー」です。全く休める暇がありません。毎日イライラしていて、奥さんとも週に1回は必ず喧嘩していました。喧嘩は深夜3時ころまで続き、頭がボーーーッとした状態で、会社に休みに行くような感じでした。保守じゃなかったら鬱病になっていたかもしれませんね。

会社以外の時間をアフィリに使ってお金を稼げるようになって、会社をやめたい!という希望がある一方、子どもが2人生まれて夫婦2人とも余裕がなく、喧嘩にエネルギーを使ってしまい、アフィリ作業が進まない。そんな精神状態で、とうとう私が強制終了してしまったのです。

会社を突然辞めました!

 

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スカウトメールもばんばん来ます

内定をいただきました

 

スカウトメールの内容が目に止まる

大崎で転職エージェントと面談

私はもう内定が出ていたので、あなたが会いたいというなら会ってあげてもいいよという態度で、エージェントを自宅最寄駅の大崎に呼びつけました。(今思うとよくない態度ですm(_ _)m)

夕方、大崎ゲートシティ―の喫茶店です。最初はキャリアアドバイザーの人と話していて、15分~30分ぐらい遅れて上司の人も来ました、私とエージェント2人での面談です。

最初は前職を辞めた理由や、これまでの職務経歴の話をして、今どういう会社からいくらで内定が出ているという話をしました。その後、キャリアアドバイザーの人が、「これからのキャリアプランはどうお考えですか?」と聞いてきました。私はなんて答えたか忘れましたが、ふと、「インターネットビジネスをやっている企業がいいです」と言うと、キャリアアドバイザーの人は「それを聞きたかったです」とおっしゃって、ではこんな企業はどうですか?と出してきた求人票が、Web系、B to Cビジネスを展開する企業でした。

私は入社して3年目ぐらい、2014年ころに一度転職しようとしたことがあり、そのときはサイバーエージェントの書類選考を通過し、一次面接まで行きました。一次面接で「最近興味がある技術は?」という質問で、盛り上がることができずに、「技術に対する興味が薄く、当社では難しい」と判断され、落ちたことがありました。元々、Web系の企業にとても行きたかったのです。が、自分のスキルは業務系システムばっかりだったので、Web系に行くのは難しいのかなと諦めていました。

ですが、ここに来てまたエージェントから、Web系の求人票が出てきたので、「え?今の自分でもいけるんですか?」と夢を想い出し、希望が出てきたので嬉しくなりました。エージェントは、「JavaしかやってなくてもOKな企業はありますよ」と言ってくれたので、「Web系に行きたーい!」と方向性が決まり、Web系の企業を受けていくことになったのです。

多いときで1日に3社の面接が1週間続く…

「Web系に行けるかもしれない」という希望が芽生えたところで、8月16日の時点で、9月1日入社が決まっていた内定先には最終返事を2週間ほど延ばした8月31日としてもらいました。

そこから2週間、つまり8月16日~8月31日の間でWeb系の企業を受けていくことになりました。2週間で合計11社受けましたが、そのときのスケジュールがこちらです。

赤枠のところが面接に行ったところです。24日だけで朝10:30の市ヶ谷→13:00の神田→16:30の大崎ととても辛かったです。ですが、この日程調整はすべてエージェントがやってくれたので、とても楽でした。自分は面接を受けに行けばいいだけですからね。エージェントが移動も考えて、移動先に行きやすい面接地を前後にセットしてくれたので、なんとかこなすことができました。


このように、逐一エージェントが進捗状況を報告してくれるので助かります。

エージェントの良いところはたくさんありますが、一番良いのは面接で落ちた理由を面接官から聞いてフィードバックしてくれることです。転職サイトは「○○様のご活躍をお祈り申し上げます」的な、いわゆるお祈りメールしか来ません。しかし、エージェント経由だと面接後に、エージェントが面接官に電話ですぐに結果を聞いてくれて、その内容を電話やメールで私に伝えてくれました。おかげで次の面接ではこうした方がよいというのが、ピンポイントで分かりました。

私がまずかったのは、職務経歴書にこれまでの現場が8つぐらい書いているのですが、それを説明するのが時間かかるので、要約したことを話そうと思って、要約した内容を自分の手元に書いていたことでした。私はその紙を見ながら、面接の冒頭の20分ぐらい自己紹介していたのです。エージェントからのフィードバックとして、「山田さん、カンペ見ながらしゃべっていますか?」と言われて、私は「あちゃーーー」っと思いました。自分ではよかれと思っていたのですが、面接官からすると、「この人、カンペ見てしゃべってる。人の目見て話さんかい。コミュニケーションとれへん人や。」と思われてしまったのです。

「自分がなぜ落ちたか?」って、転職サイト使って自分1人だけで転職活動していたら絶対分からないじゃないですか?私の場合みたいに、職務経歴以前の部分で落とされてるって、もったいないですよね。

Web系の企業って、試験が多々ありますね。Javaで何かをコーディングするとかではなくて、論理力を試すような試験です。私の本命企業では、「forループを使わずに、1~100まで加算するロジックを示せ」というのが出ました。ねばってねばって、無事に解を出すことができて、「面接官の人にも、これあってますよ」って言われたのですが、残念ながらその本命企業では落ちてしまいました。

そのときのフィードバックがショッキングな内容でした。これです。

「Javaのフレームワークはじめ、環境が古すぎる」…超ショック。もっと早くから転職を考えていたら、保守案件なんかに長居せずに、Web系に転職するための案件選びもできたであろうに…。でも、業務系やSIでも全然いいと言ってくれているのには、光が見えますね。このとき私は31歳だったので、29歳までなら環境が古くても「若手です」って入れたのかもしれない。他の会社では「コーディング力不足(その会社の試験では、「eclipseで、動かないJava servletのコードを改善してください」というものでした。)」と言われてしまって、情けないです。一応、仕事はできるつもりだったんだけど…。このように、お祈りメールだけではない、フィードバックが得られるというのは、仮に今回転職が失敗できなかったとしても、大いに今後の参考になりますよね。

エージェントがいると、面接でよくある気まずい質問になんて答えたらよいかもばっちり教えてくれます。例えば、「希望年収は?」というもの。なんて答えたらいいか分からなかったので、エージェントに相談すると、このように教えてくれました。


「エージェントさんに任せています」と答えればよいのですね。実際、そうしていたのですが、面接官からそれ以上追及されることもありませんでした。

受かる面接って、やっぱり「意気投合する感じ」が必要なんです、きっと。特に技術者であれば、「技術」について深い話ができると、面接官に「この人に入ってもらいたいな!」って思ってもらえると思うんですね。なので、転職を考えているなら、自分の興味がある技術をなんでもよいので1つ持っておいた方がいいです。「本を読んだ」「勉強会に参加した」「アカウントを作った」「チュートリアルを試した」レベルでは足りないです。「自分は○○に興味があるので、○○な技術を勉強し、○○を作った」と言えると良いのです。「でも、SIerではそういうことを活かす環境がないので…」と言うのが、理想的な志望動機だと私は考えます。

本命には落ちたが…

このように、11社の面接に望んで、最終的に好感触だったのが3社。そのうち1社は、内定がすでに出ていた480万円よりも高額を提示してくれたし、大企業だから奥さんも喜ぶだろうと思い、エージェントから紹介してもらって内定が出た方に行くことにしました。(まあ、1年で辞めちゃうんだけど)

振り返ると、私はWeb系に転職することはできませんでした。しかし、転職サイト経由で内定獲得したところよりも、良い条件の企業に転職することができたので、エージェントを利用してよかったと感じています。

あなたはWeb系に行って欲しい、なぜなら…

 

こんな人はWeb系に転職できる

  • 自分の「やりたい」をしっかり言える人
  • エージェントと組んで、数か月間の準備ができる人

 

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